走行中の異音は車のSOSすぐにチェックを!!

走行中の異音は車のSOSすぐにチェックを!!

車を運転していて、普段聞きなれない音がしたこと、ドライバーなら一度や二度はあるかもしれません。走れているから問題ないや、と軽視していると走行に支障を来し、事故につながる危険性もあります。運転中に異音を聞いたら、正しく対処しましょう。
走行中、トラブルにつながる可能性のある異音は、主に次の四つの部位から発生しています。エンジン、排気系、トランスミッション系、足回り。
各部位ごとに主な異音の種類と対処法を説明して行きます。

エンジンからの異音の対処方法エンジンについては、「キンキン」「カンカン」といった金属音がし、加速が鈍く感じられる場合、冷却水不足によるオーバーヒートが考えられます。
アクセルを踏むと「ゴロゴロ」と重い音がする場合は、オイル不足による金属部品の異常な摩擦が考えられます。
これらの現象が出た時は、すぐに車を止めて車両を運搬してもらえるサービスに連絡しましょう。
エンジンから「パスンパスン」といった音がする場合は、点火プラグの異常が考えられます。
「ガラガラ」と甲高い音がする場合は、冷却するためのウォーターポンプのベアリング部分の故障が考えられます。
「キュルキュル」と何かが擦れるような音がしたら、ベルト類の緩みか滑りが考えられます。
これらの現象が出た時は、出来るだけはやく整備工場で点検を受けましょう。

排気系からの異音の対処方法排気系については、速度を上げると「バラバラ」とこもったような音がする場合、マフラーの腐食あるいは穴が開くなどして破損していることによる排気ガス漏れが考えられます。
出来るだけはやく整備工場で点検を受けるのが良いでしょう。
マフラーの破損に関しては、開いた穴をパテで埋めて対応しようとされる方がいますが、排気ガスが漏れていた場合、車検に通りません。
整備工場できちんとした修理を受けるべきです。

トランスミッション系からの異音の対処方法トランスミッション系については、ギアチェンジをした際に「ゴロゴロ」「ガラガラ」といった音がする場合、ミッションオイルの劣化や内部部品の磨耗が考えられます。
マニュアル車であれオートマ車であれ、ギアにトラブルが発生すると車の制御ができなくなり、大きな事故につながるリスクもあります。
異音が聞こえた場合は、早急に整備工場で点検を受けましょう。

足回りからの異音の対処方法足回りについては、ブレーキを踏んだ時に「キー」といった音がする場合、ブレーキパッドやブレーキシューが磨耗によりすり減っていることが考えられます。
走行中、「ゴー」という音がする場合、ハブベアリングが劣化していることが考えられます。悪化すると直進できなくなる可能性があります。
ハンドルを切ると「ガガガ」といった音がする場合、ドライブシャフトブーツが破損していることが考えられます。
そのままでもドライブシャフトが折れるようなことはありませんが、跳ねた石などで傷がつくことがあります。
これらの現象が出た場合は、早急に整備工場で点検してもらいましょう。

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費用について各トラブルが発生した場合の修理費用の相場は、部品代を含まない工賃だけで、ファンベルトの交換が5000から6000円、ブレーキパッドの交換が10000から20000円、ブレーキオイルの交換が3000から4000円など、故障部位によって異なります。

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